日常の創業支援をする中で、よくある相談内容をピックアップしてお届けします。
Q.小規模事業者持続化補助金の「創業枠」での申請を検討しています。その中で「特定創業支援等事業による支援を受けたことの証明書」の提出が要件にあります。
この証明書はどのように発行してもらえるのでしょうか?
A. まず、小規模事業者持続化補助金の「創業枠」の該当要件を確認してみましょう。
(小規模事業者持続化補助金<一般型> 第 14 回公募 公募要領より抜粋)
” 創業した事業者を重点的に政策支援するため、産業競争力強化法に基づく「認定市区町村」または「認定市区町村」と連携した「認定連携創業支援等事業者」が実施した 「特定創業支援等事業」による支援を公募締切時から起算して過去3か年の間に受け、かつ、過去3か年の間に開業した事業者に対して支援します。”
” ※1
認定市区町村が行う特定創業支援等事業による支援を受けた地域以外の地域 で創業した場合も対象となります。また、「公募締切時から起算して過去3か年」 の期間については別紙「参考資料」をご確認ください。
※2<法人の場合>
法人の代表者(①~③)が、特定創業支援等事業による支援を受けた者であることが要件(代表者以外の役員や従業員等が直接支援を受けた場合は対象外)。
①会社設立の場合 ⇒ 代表取締役又は代表社員
②企業組合・協業組合の場合 ⇒ 代表役員
③士業法人の場合 ⇒ 代表社員
※3<個人事業主の場合>
個人事業主本人が、特定創業支援等事業による支援を受けた者であることが 要件(個人事業主本人以外の者(家族専従者や後継予定者等)が直接支援を 受けた場合は対象外)。
※4「創業枠」で採択され事業を実施した事業者は、同一の法人、同一個人の別屋号 において、再度「創業枠」で申請することはできません。”
では、ここに記載のある「業競争力強化法に基づく「認定市区町村」または「認定市区町村」と連携した「認定連携創業支援等事業者」が実施した「特定創業支援等事業」による支援ですが、長野市の場合、以下の認定講座の受講をもって、支援を受けた証明書が発行されます。
*各講座により受講対象や受講となる要件は異なりますので、主催団体にご確認ください
*長野市の特定創業支援等事業 概要はこちらから
・長野市主催 「長野市実践起業塾」
・長野商工会議所主催「ながの地域創業スクール」
・長野信用金庫主催 「しんみせ応援プロジェクト」
すでに法人・個人を問わず開業をされていて、補助金申請のために認定講座受講をご検討いただいている方は、主管する団体にご自身の現状が応募要件に該当するか事前確認の上、受講するようにお願いいたします。
■ 特定創業支援等事業に関する窓口
➡ 長野市商工労働課
■ 小規模事業者持続化補助金に関する窓口
特定創業支援等事業による支援は、この小規模事業者持続化補助金を申請するためだけにあるのではありません。それ以外にも創業時のバックアップとなる援助がございますので、ぜひ有効にご活用ください。
(長野市創業フォローアップデスク 石田浩也)